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平成17年6月
国立国語研究所
調査の目的
この調査は,社会的な情報の伝達に使用されている外来語・略語,および,それらを使う場面のコミュニケーションについて,国民の意識と言語生活の実態を明らかにすることを目的としています。あわせて,分かりにくい外来語・略語を分かりやすく伝えるための,受け手に配慮した言葉遣いの工夫など,問題解決策の検討に資する科学的データを蓄積・提供することを目的としています。
近年,片仮名やアルファベットで書かれる目新しい外来語・略語が,公的な役割を担う官公庁の白書や広報紙,また,日々の生活と切り離すことのできない新聞・雑誌・テレビなどで数多く使われるようになりました。外来語・略語には,これまで日本語になかった物事や思考を表現する言葉として,日本語をより豊かにするという優れた面もあります。その一方で,むやみに多用すると円滑なコミュニケーションの障害となる面も出てきます。
このような日本語の現状にあって,公共性の高い情報媒体,および,公的なコミュニケーションの場では,生活に必要な情報が国民各層に等しく共有されるよう,受け手に配慮した言葉遣いの工夫をすることが緊急の課題となっています。
国立国語研究所では,こうした問題意識から,行政情報の発信者,受信者双方の言語意識を探る大規模全国調査を企画しました。平成15年度は,全国680自治体を対象とした「行政情報を分かりやすく伝える言葉遣いの工夫に関する意識調査(自治体調査)」と,受信者である国民を対象とした「外来語に関する意識調査(全国調査)」を実施しました。
平成16年度「外来語に関する意識調査U(全国調査)」は,平成15年度に続く2回目の調査です。調査内容は,語種選択の理由を尋ねるなど,使い分けの意識を深く掘り下げて調べています。また,新たに,医療の専門家に期待する言葉遣いの工夫,苦手な分野の外来語・略語,外来語や略語についての学習意欲・教育への期待などの項目を加えています。
目次
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最終更新日2005-06-29(公開日2005-06-29)