著書紹介 平成23年度 (2011年度)

太字 : 発行時の在籍者

属性叙述の世界

書影

影山 太郎 (編)

くろしお出版 (詳細ページ),2012年3月,ISBN 9784874245460

これまであまり取り上げられてこなかったモノの性質・特性・属性に注目。標準日本語だけでなく諸方言や外国語も視野に入れ,従来の動詞中心の言語学では見えなかった言語の側面に光を当てる。新しい言語研究の視界を拓く一冊で,基幹型共同研究プロジェクト「日本語レキシコンの文法的・意味的・形態的特性」の成果の一部をまとめた論文集です。

今帰仁方言アクセントの諸相

書影

小川 晋史 (著)

ココ出版 (詳細ページ),2012年2月,ISBN 9784904595169

琉球の諸方言の中でも沖縄本島北部の今帰仁 (なきじん) 方言のアクセント研究。
既存資料と独自のフィールドワークによって得られたデータをもとにした体系の記述をはじめとして,音韻理論・社会言語学・歴史言語学など複数の視点から詳細な分析を加えている。

A Grammar of Warrongo

書影

角田 太作 (著)

De Gruyter Mouton (詳細ページ),2011年12月,ISBN 9783110238778

本書はオーストラリア東北部のワロゴ語の研究書です。この言語の最後の話者は1981年に亡くなりました。本書は最後の話者から記録した資料を用いて,この言語の音韻,形態,統語と文化的背景をできる限り詳細に記録したものです。

日中理論言語学の新展望1 統語構造

書影

影山 太郎,沈 力 (編)

くろしお出版 (詳細ページ),2011年12月,ISBN 9784874245408

これまでほとんどなされてこなかった日本と中国の理論言語学者の交流から生まれた,両国を包括した理論言語学研究の新しい展望を拓いた論文集。言葉の壁,理論言語学の深化の度合いの相違という壁,言語類型論的な構造上の相違という壁,以上3つの壁を超えて,一般言語学にも寄与し得る学術的提言を行うことを目指した,最新の研究成果を収録。

Grammatical Change : Origins, Nature, Outcomes

書影

Dianne JONAS, John WHITMAN, Andrew GARRETT (編)

Oxford University Press (詳細ページ),2011年11月,ISBN 9780199582624

統語論的変化に関する最新の研究を集めた論文集。各章はミニマリストやOTなどの様々な理論的枠組みによって分けられており,それぞれの理論をゲルマン諸語,ロマンス諸語,スラブ諸語,ギリシア語,韓国語,日本語,オーストロネシア語族,ケルト語派,ナワトル語に適用させて,文法化や,補文構造,統語論的移動,名詞句構造,代名詞体系,否定構文,格体系などにおける通時論的変化を考察している。ホイットマンは,Introductionで,1970年代から現在に至るまでの統語的変化に関する生成文法での研究を担当 (Jonas, Garretらと共著)。

日英対照 名詞の意味と構文

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影山 太郎 (編)

大修館書店 (詳細ページ),2011年11月,ISBN 9784469245684

「日英対照」3部作の完結編。動詞や名詞といった品詞を軸としながらも,語彙が持つ意味情報と,それらが文中でどのように用いられるかという統語的な性質との関係を明らかにしようとするものである。

日本語文法の歴史と変化

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青木 博史 (編)

くろしお出版 (詳細ページ),2011年11月,ISBN 9784874245330

本書は古典文献に基づいた実証的な方法論に加え,現代語の理論研究や方言データも視野に入れ,幅広い視点から日本語文法の歴史的研究を行っている独創・発展型共同研究プロジェクト「日本語文法の歴史的研究」の成果の一部をまとめた論文集である。

はじめて学ぶ日本語学 ことばの奥深さを知る15章

書影

益岡 隆志 (編著)
大西 拓一郎丸山 岳彦, 他 (分担執筆)

ミネルヴァ書房 (詳細ページ),2011年10月25日,ISBN 9784623061211

本書は『はじめて学ぶ言語学』 (2009年10月出版) の姉妹編として企画する日本語学の入門書。日本語学の主要テーマを取り上げ,その分野の研究の面白さ,奥深さを第一人者たちがわかりやすく解説する。オーソドックスな内容に加えて,近年研究のさかんな外国語との対照研究についても言及し,読者のニーズに応える。

図解 日本の語彙

書影

沖森 卓也,木村 義之,田中 牧郎,陳 力衛,前田 直子 (著)

三省堂 (詳細ページ),2011年9月,ISBN 9784385364797

日本語の意味や使い方についてもっと知りたい,学習したいと思っている人の待望の入門書。見やすい二段組みレイアウト。上段は平易で具体的な解説,下段は解説に対応する図表や,理解をより深める脚注・関連資料など。図版・グラフ・文字資料・地図等,約160点を掲載。

数字とことばの不思議な話

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窪薗 晴夫 (著)

岩波書店 (詳細ページ),2011年6月,ISBN 9784005006847

私たちがふだん何気なく使っている数字の発音には,面白い「ことばの法則」がい くつも隠されている。その中には日本語だけに通用する法則もあれば,英語や他の言語にも共通に観察される法則もある。またことばの法則と思えたものが,実はことばを超えた人間社会の法則や自然界の法則であることも珍しくない。本書は,数字の発音に隠されたそのような日本語の法則や原理を解説している。

言語・文化選書26 ことばワークショップ ―言語を再発見する―

書影

大津 由紀雄 (編)
池上 嘉彦,窪薗 晴夫,大津 由紀雄,西山 佑司 (著)

開拓社 (詳細ページ),2011年6月,ISBN 9784758925266

2009年に東京言語研究所が主催した「教師のためのことばワークショップ」の成果をまとめたもの。教育現場における「ことばの力」を念頭におい て,4名の執筆者がそれぞれの立場から言語の構造,言語研究の面白さを説いている。「言語研究のおもしろさ」 (池上嘉彦),「ことばの曖昧性と方言」(窪薗晴夫),「文の成り立ちを探る」 (大津由紀雄),「曖昧表現からことばの科学を垣間見る」 (西山祐司)。

講座 ITと日本語研究 (全8巻)

荻野 綱男,田野村 忠温 (編)
柏野 和佳子丸山 岳彦横山 詔一小木曽 智信朝日 祥之, 他 (分担執筆)

明治書院 (詳細ページ),2011年4月1日

日本語研究のための初めてのIT講座。