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日本語レキシコン-連濁事典の編纂

略称連濁事典
プロジェクトリーダーTimothy J. Vance
(国立国語研究所理論・構造研究系教授)
研究分野言語学
キーワード連濁,音韻交替,日本語史
プロジェクトのHPhttp://www.ninjal.ac.jp/rendaku/

概要

本プロジェクトの最終目的は,連濁に関連するあらゆる現象を可能な限り明らかにする事典を編纂することである。取り上げる課題は,(1) 連濁の由来と史的変化,(2) ライマンの法則,(3) 右枝条件,(4) 連濁と形態・意味構造,(5) 連濁と語彙層,(6) 他の音韻交替と連濁の相互作用,(7) アクセントと連濁の相互作用,(8) 連濁と表記法,(9) 連濁に関する心理言語学研究,(10) 方言の連濁,(11) 連濁研究史,等々。事典には,包括的な参考文献一覧も含める。

本共同研究は,定期的に開催する研究発表会と国際シンポジウムを中心に推進する。研究発表の内容をそのまま事典に取り入れるわけではなく,スタイルの統一性を保証するために,プロジェクト・リーダーは各寄稿者と協力する。なるべく多くの言語学者に本プロジェクトの成果が利用できるように,日英対訳の形で出版する予定である。連濁研究に役立つ語彙のデーターベースも作成し,公開する。

共同研究者(所属)

浅井淳(大同大学),伊原睦子(聖マリアンナ医科大学),Mark IRWIN(山形大学),伊藤順子(カリフォルニア大学サンタクルーズ校),Armin MESTER(カリフォルニア大学サンタクルーズ校),宮下瑞生(モンタナ大学),大野和敏(香港中文大学),玉岡賀津雄(名古屋大学),Nicolas TRANTER(シェフィールド大学),川原繁人(ラトガース大学),残間英樹(神戸市外国語大学),太田聡(山口大学),高山知昭(金沢大学),鈴木豊(文京学院大学),Paul A. LYDDON(神田外国語大学),田端敏幸(千葉大学),金子恵美子(会津大学),Ian WILSON(会津大学),戸田綾子(京都外国語大学)

研究目的

豊富な先行研究に基づき,連濁に関する知識を深めるために,様々な観点から考察する必要がある。 国内・海外の共同研究者と協力し,先端研究も含めて各分野の成果を可能な限り包括的に,容易に利用できる形で提供する。

研究計画・方法

  1. 連濁の由来と史的変化を調べるには,歴史言語学の従来の方法(特に内的再建)が主要になる。 清濁が明瞭に区別されていなく,解釈が難しい文献もあるので,表記法の研究も不可欠である。
  2. ここ数十年連濁の理論的分析が活発に行なわれ,一般言語学の理論を慎重に応用するのが本プロジェクトの主な目的の1つである。
  3. 理論的研究や歴史的研究を補足するために,心理言語学研究も必要である (簡単なアンケート調査から反応時間等を計る機械的実験まで)。
  4. 連濁に地域差があると頻繁に主張されているが,具体的にどういう相違点があるかを明らかにするために,方言の研究が必要である。伝統的な方言に堪能である母語話者が少ないので,方言辞典や調査記録が中心になる。
  5. 連濁研究史は,参考文献一覧を作成しながら行なうべきである。博物館や図書館の記録保管所に保存されている物も役立つであろう。(例えば,アメリカ合衆国マサチューセッツ大学にある「ライマン・コレクション」の収集品: 手紙、書籍、写真など)

共同研究発表会

開催日時 開催場所 開催案内 開催概要
平成24年6月2日(13:00-17:00) ホテル喜良久
平成24年2月16日(11:00-17:00)
平成24年2月17日(9:30-14:50)
湯の宿 木もれび
平成23年10月1日(13:00-17:30)
平成23年10月2日(9:30-12:30)
国立国語研究所
平成23年6月5日(9:00-12:00)
平成23年6月4日(13:00-17:00)
山形テルサ