NINJALコロキウム・講演会

NINJALコロキウム

国内外の優れた研究者を講師にお招きし,日本語・言語学・日本語教育のさまざまな分野について最前線の研究成果をお話しいただく講演会です。一般に公開していますので,教員・大学院生を問わず,ご自由にご参加ください。 (参加無料)

  • スケジュール : 不定期。原則として,1ヶ月1回。
  • 会場 : 国立国語研究所 2階 多目的室

講演時の所属です。

第113回 「言語音の外延のより良い理解のために : カラハリ言語帯音韻類型論」

  • 日時 : 2020年10月13日 (火) 15:30~17:30
  • 会場 : Web開催 (zoom使用,事前申し込み制)
  • 講師 : 中川 裕 (東京外国語大学 教授) ほか
    • 専門領域 : 言語学,音声学,音韻論,コイサン言語学
    • 主要業績 :
      • Alena WITZLACK-MAKAREVICH and NAKAGAWA Hirosi (2019) Linguistic Features and Typologies in Languages Commonly Referred to as ‘Khoisan’. In: H. Ekkehard WOLFF (Ed.) The Cambridge Handbook of African Linguistics, 382-416. Cambridge University Press.
      • Tom GÜLDEMANN and NAKAGAWA Hirosi (2018) Anthony Traill and the holistic approach to Kalahari Basin sound design. Africana Linguistica 24: 45–73.
      • NAKAGAWA Hirosi (2017) ǂHaba lexical tonology. In: Anne-Maria FEHN (Ed.) Khoisan Languages and Linguistics, 109-120. Rüdiger Köppe Verlag.
      • NAKAGAWA Hirosi (2016) Khoisan Phonotactics – a Case Study from Glui. In: Rainer VOSSEN and Wilfrid H.G. HAACKE (Eds.) Lone Tree – Scholarship in the Service of the Koon, 301-310. Rüdiger Köppe Verlag.
      • NAKAGAWA Hirosi (2012) The importance of TASTE verbs in some Khoe languages. Linguistics 50: 395–420.
    • 講演要旨 :
      人類を言語音の多様性を探究する研究分野「音韻類型論」は,本来,言語音の普遍的傾向と言語音の限界範囲の両方の解明に向かうべきものだ。だが,従来の音韻類型論は,前者に重点が置かれ,後者に関わる「言語音の限界縁はいかなるものか?」と「その限界縁をなす稀少特徴はどのように説明できるか?」という重要な問題を十分に探究することはなかった。講演者とその調査チームは,これらの問題に取り組むプロジェクトを進めている。プロジェクトは,(i) 世界中に遍在するありふれた音韻特徴を重視する従来の接近法に替えて,地理的に偏在するめずらしい音韻特徴を重視する新規の接近法を採り,(ii) 高度に複雑な言語音類を多用するカラハリ言語帯 (コイサン) 諸言語の精査によって言語音の複雑度の限界範囲の解明に挑み,(iii) 音素目録に基づく頻度調査に依存しがちだった従来の研究に対し,音素目録・語彙・テキストの3期軸データセットによる多視座的な頻度調査を行う。講演では,プロジェクトのこれまでの成果の一部を報告する。
  • 事前申し込み :
    申込みは締め切りました。お申し込みありがとうございました。
    参加には,事前の申し込みが必要です (参加無料)。

    申し込み締め切りは,10月12日 (月) です。

    申し込み承認後,参加情報等が自動送信されます。

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