「北米における日本関連在外資料調査研究・活用 ―言語生活史研究に基づいた近現代の在外資料論の構築―」研究発表会 (2021年6月26日)

プロジェクト名・リーダー名
北米における日本関連在外資料調査研究・活用 ―言語生活史研究に基づいた近現代の在外資料論の構築―
朝日 祥之 (国立国語研究所 言語変異研究領域 准教授)
開催期日
2021年6月26日 (土) 13:00~17:00
開催場所
Web開催
参加申し込み
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締切 : 6月23日 (水)

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プログラム

「日系社会に関連する資料の収集・整備を通じた「在外資料論」の構築の試み」 朝日 祥之 (国立国語研究所),原山 浩介 (日本大学)

本発表では,これまでハワイ,アメリカ本土の日系社会で形成された資料を対象にした調査を踏まえ,日系社会資料に内在する特性を示しつつ,それらの整備の仕方についての報告を行う。それをもとに「在外資料論」の構築に向けた試案を示し,その意義,課題について議論する。

「『捕虜』収容所のなかの芝居と歌 ―ハワイと沖縄の共時性―」 秋山 かおり (日本学術振興会 特別研究員 PD / 関西学院大学国際学部 非常勤講師)

1945年6月に沖縄地上戦が終結すると,アメリカ軍が捕らえた沖縄県出身の兵士・軍属や民間人は,それぞれハワイと沖縄の収容所で時間を過ごさねばならなかった。本発表は,こうした沖縄県出身者による各収容所での沖縄芝居の上演とそこに見出せる共時性,また,戦争捕虜の創作した歌に込められた戦争体験の記録を分析する。

「比嘉トーマス太郎研究の意義および課題の検討 英語圏の歴史研究との対話を通じて」 井上 史 (Boston College大学院)

ハワイ出身の沖縄移民二世比嘉トーマス太郎は,米陸軍の通訳兵として沖縄戦に参加し,ガマに隠れている住民に沖縄の言葉で投降するよう呼びかけ,多くの命を救った。比嘉の功績については,沖縄とハワイの地域社会で長く語り継がれてきた。しかし本格的な比嘉研究は,まだ生み出されていない。本報告は,関連する英語圏の歴史研究の成果をふまえて,比嘉研究のあり方と今後の方向性を検討する。