著書紹介

最近の研究成果の出版物や,国語研究所の所員が執筆・編集した主な出版物をご紹介します。

太字 : 発行時の在籍者

ことばの科学 : 東京言語研究所開設50周年記念セミナー

書影

西山 佑司,杉岡 洋子 (編)
影山 太郎窪薗 晴夫,他 (分担執筆)

開拓社 (詳細ページ),2017年9月23日,ISBN 9784758922487

服部四郎博士の構想により1966年に開設された東京言語研究所 (通称 TEC) の50周年記念セミナーをもとに編纂。第I部では,日本語という言語の特性を他言語との比較を交えて解き明かし,第II部では,言語学の各領域 (音韻論,日本語学,社会言語学,生成文法,認知言語学) について,研究の現状と展望を具体的に論じる。東京言語研究所の理念を次世代に継承し,ことばの科学が切り開く豊かで刺激的な世界へ読者を誘う。

外国人労働者受け入れと日本語教育

書影

田尻 英三 (編)
野田 尚史,他 (分担執筆)

ひつじ書房 (詳細ページ),2017年8月4日,ISBN 9784894768871

勉強しないでアルバイトばかりの留学生が問題とされた。留学生や日本語学校がいいかげんという個別の事例が問題なのか。日本語学校の存在を軽視して,行き当たりばったりだったこれまでの政策に問題があるのではないか。外国人労働者を受け入れなければ,日本社会は運営できないという指摘もある中で,日本社会は,いままでのように「見ない振り」をしていられるのか。日本語教育の視点から,外国人労働者と日本社会,日本社会のあり方を考え,問題提起する。元文部科学大臣中川正春氏も寄稿。

オノマトペの謎 ―ピカチュウからモフモフまで―

書影

窪薗 晴夫 (編)

岩波書店 (詳細ページ),2017年5月18日,ISBN 9784000296618

スクスクとクスクスはどうして意味が違うの?オノマトペにも方言があるの?外国語にもオノマトペはあるの?モフモフはどうやって生まれたの?日本語を豊かにしている擬音語や擬態語。8つの素朴な疑問に答えながら,言語学,心理学,認知科学など,さまざまな観点からオノマトペの魅力と謎に迫ります。

本書は2017年1月21日に開催された第10回NINJALフォーラム「オノマトペの魅力と不思議」と連動して企画されたものです。第2,4,5,6,8章は当日の発表を基に書かれています。

空間と時間の中の方言 ―ことばの変化は方言地図にどう現れるか―

書影

大西 拓一郎 (編)

朝倉書店 (詳細ページ),2017年5月15日,ISBN 9784254510522

言語変化の実態を明らかにすることを目指した研究成果を紹介する。国立国語研究所を中心として3次にわたって行われた全国調査の成果を軸に,同地域で異なる年代の調査結果を比較することで,時間と空間の双方から実証的に把握する。

<アクティブ・ラーニング対応>日本語を分析するレッスン

書影

野田 尚史,野田 春美 (著)

大修館書店 (詳細ページ),2017年4月30日,ISBN 9784469213621

「しりとり」「若者ことば」「マンガ」「漫才」などのことばに関わる身近な話題ごとに章を設定し,学生同士の議論を通じて言語分析の基本的な方法が身につくようにした全く新しいタイプの「日本語学」テキスト。大学の初年次教育,一般教養科目,専門基礎科目に最適!

The Phonetics and Phonology of Geminate Consonants

書影

窪薗 晴夫 (編)

Oxford Studies in Phonology and Phonetics (詳細ページ),2017年4月27日,ISBN 9780198754930

This book is the first volume specifically devoted to the phonetics and phonology of geminate consonants, a feature of many of the world's languages including Arabic, Bengali, Finnish, Hungarian, Italian, Japanese, Malayalam, Persian, Saami, Swiss German, and Turkish. While the contrast between geminate and singleton consonants has been widely studied, the phonetic manifestation and phonological nature of geminate consonants, as well as their cross-linguistic similarities and differences, are not fully understood.