第129回 NINJALコロキウム
「変体漢文における語順による格標示」

開催期日
2023年1月31日 (火) 15:30~17:30
開催場所
ハイブリッド開催
  • 国立国語研究所 多目的室 (東京都立川市緑町10-2) 交通案内
  • Web開催 (Zoom)
講師
Edith Aldridge (台湾、中央研究院 語言学研究所 研究員)

講演は日本語で行います。

専門領域
歴史言語学
主要業績
  • Edith Aldridge (2021) The syntax of pronoun fronting in Late Archaic Chinese negated clauses. Journal of East Asian Linguistics 30: 39-79.
  • Edith Aldridge (2019) Subject/non-subject movement asymmetries in Late Archaic Chinese. Glossa : A Journal of General Linguistics 4(1): 115, 1–38.
  • Edith Aldridge (2018) C-T Inheritance and the left periphery in Old Japanese. Glossa : A Journal of General Linguistics 3(1): 26, 1–22.
  • Edith Aldridge (2016) 「変体漢文の語順の派生過程」 馬 耀輝 (編) 『日本語の様々な姿を考える : 黄憲堂教授記念論文集』23-42. 致良出版社.
講演要旨
周知のとおり、変体漢文 (あるいは和化漢文) は古代の日本語の文章を書く手段の一つであったが、原則として格助詞は使用されず、中国語のように語順によって目的語とその他の文法機能が表示されている。しかし、変体漢文における語順が日本語とも中国語とも異なる例も少なくない。本論は、『古事記』、『日本霊異記』、『将門記』と『御堂関白記』における独特の語順を分析し、格の標示形式を明らかにすることを試みる。
事前申し込み

受付は終了しました。お申し込みありがとうございました。

キーワード
講演会、オンライン開催、NINJALコロキウム、変体漢文、文法規則、語順、格標示
NINJALコロキウムとは

国内外の優れた研究者を講師にお招きし、日本語・言語学・日本語教育のさまざまな分野について最前線の研究成果をお話しいただく講演会です。一般に公開していますので、教員・大学院生を問わず、ご自由にご参加ください。 (参加無料)

スケジュール : 不定期。原則として、1ヶ月1回。
会場 : 国立国語研究所 2階 多目的室
Web開催の場合には、講演ごとに、事前の参加申し込みが必要です。


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