プロジェクト合同研究発表会
「体言化の実証的な言語類型論 ―理論・フィールドワーク・歴史・方言の観点から―」
及び「類別詞と文法的性を中心にした文法的体言化に関する類型的研究」

開催期日
2023年10月21日 (土) 9:00~11:00
開催場所
Web開催
主催
  • 共同プロジェクト「実証的な理論・対照言語学の推進」
    ・サブプロジェクト「体言化の実証的な言語類型論 ―理論・フィールドワーク・歴史・方言の観点から―」
  • 科研費 基盤研究 (B) 22H00659 「類別詞と文法的性を中心にした文法的体言化に関する類型的研究」
参加申し込み

受付は終了しました。お申し込みありがとうございました。

いただいた個人情報は、個人情報保護ポリシーに則り厳正に取り扱います。
キーワード
研究発表会・シンポジウム、オンライン開催、文法、対照研究

プログラム

10月21日 (土)
  • 9:00~10:00
  • 「スワヒリ語マクンドゥチ方言の準体言」
  • 古本 真 (東京外国語大学)
  • スワヒリ語マクンドゥチ方言の準体言のなかには、単独での生起が、対応する名詞を文脈から容易に推測できる場合に限られる (ようにみえる) ものと、そうでないものが存在する。また、マクンドゥチ方言の指示詞は、共起する名詞に後続する場合、名詞とともに指示対象を限定するが、名詞に先行する場合は、単独で対象を指示する。
    本発表では、まず、「名詞句用法」と「修飾用法」における性 (名詞クラス) 標示に焦点をあてながら、スワヒリ語マクンドゥチ方言の準体言の形式的特徴を概観する。そして、上記の観察にもとづき、マクンドゥチ方言の準体言の指示対象同定の仕組みを考察する。
  • 10:00~11:00
  • 「アラビア語における性・数標示と体言化」
  • 仲尾 周一郎 (大阪大学)
  • 本発表では、アラビア語における性標示に関する個別言語的な特徴を導入した上で、(a) ある種の体言化が性・数標示の削除を伴う、(b) 多様な属格構造を体言化理論から整理すると属格構造の体言化が性標示をとる傾向が見いだされる、(c) 出名動詞化が性・数プロパティの削除を伴う、という諸現象に焦点を当てる。
投稿をシェアする
note