令和5年度 NINJAL日本語教師セミナー (国内)
「考える市民を育てる言語教育 : 問い生成先行型の読解 / 聴解と、複数テキストの認知的統合」
- 開催期日
- 2024年2月29日 (木) 13:30~16:30
- 開催場所
- 対面とオンラインのどちらでも参加できる、ハイブリッド形式で開催
- 国立国語研究所 3階セミナー室 (東京都立川市緑町10-2) 交通案内
- オンライン (Zoomを使用)
- 主催
- 国立国語研究所
- 講演者
- 松下 達彦 (国立国語研究所 教授)
- 参加申し込み
受付は終了しました。お申し込みありがとうございました。
いただいた個人情報は、個人情報保護ポリシーに則り、厳正に取り扱います。 当日は記録のためにミーティングを録画しますが、映像が公開されることはありません。 当日取り上げる予定のテキストの一部を事前配布し、予習課題をやってから参加していただきます。- 受講料
- 無料
- 定員
- 対面30名、オンライン150名
- キーワード
- 講演会、オンライン開催、NINJAL日本語教師セミナー、日本語教育、高次思考スキル、問い、複数テキスト、CLIL/CBI、創造的思考、批判的思考、アクティブラーニング、市民性教育、リベラルアーツ、21世紀型スキル
内容
現代社会には解決すべき社会的課題が山積しています。言語教育の一環として社会的課題の解決を目的とした読解活動や聴解活動を推進し、問題解決能力を高めるためには、どのような思考スキルが重要でしょうか。
本講座では、このような思考スキルを学ぶための「しかけ」を提案します。特に、1) 解決のために答えねばならない具体的な問いを生成する「問い生成先行型読解/聴解」と、2) 多様な視点を与え、創造的かつ批判的な思考力を高める「複数テキストの認知的統合」に焦点を当て、その理論的背景と具体的方法について、ワークショップも取り入れながら参加者のみなさんとともに考えていきたいと思います。中上級が主な対象になりますが、初級においても考え方をとりいれたタスク設定は可能です。
スケジュール
当日、進行の都合で変更することがあります。- 13:30~14:15
- 講義・ペアワーク
1. 「考える市民」を育てるための創造的思考と批判的思考
2. なぜ問い生成先行なのか
3. 複数テキストの認知的統合とは
- 14:15~14:20
- 休憩
- 14:20~15:10
- ワークショップ
1. 問い分類またはキーワードマッピング
2. 追加読解/聴解
3. テーマディスカッション&リサーチ
- 15:10~15:20
- 休憩
- 15:20~15:40
- ワークショップ
4. ユニット統合シート記入
- 15:40~16:30
- 振り返り共有とディスカッション、まとめ
当日取り上げる予定のテキストの一部を事前配布し、予習課題をやってから参加していただきます。予習課題は、指示に従ってキーワードや問いを産出する課題が一つと、2~3ページの読解素材を二つ読んで1ページのワークシートに取り組むことです。1時間程度でできると思います。 事前課題に取り組む時間のない方のために、会場を12:30から開放します。そこで取り組んでくださっても結構です。 当日、会場で参加する方とのやり取りを優先しますが、オンラインでもブレークアウトセッションでグループワーク等を行っていただきます。 当日、会場で参加する方も、できればノートパソコンを持参してください (必須ではありません) 。グループワークの結果をGoogleドライブを使用して、当日、オンライン上で共有する予定です。
「NINJAL日本語教師セミナー」とは
平成28年度から国立国語研究所が実施する、日本語教育水準向上のための日本語教師を対象とするセミナーで、国内と海外で毎年1回ずつ実施します。
お問い合わせ先
国立国語研究所 管理部 研究推進課
Tel. : 042-540-4489
E-mail : ninjal-events[at]ninjal.ac.jp
メールアドレスの[at]を@に置き換えてください。