2023年度NINJALチュートリアル
「台湾の日本語学習者の作文研究法 ―日本語学習者縦断作文コーパス (W-CoLeJa) を用いて―」
- 開催期日
- 2024年3月9日 (土) 13:00〜17:00 (現地時間)
- 開催場所
- 東呉大学第一教研大樓多功能教室 (111台湾台北市士林区臨渓路70号東呉大学日本語文学系)
- 主催
- 国立国語研究所
- 東呉大学
- 定員
- 70名 (先着順)
- 参加申し込み
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いただいた個人情報は、個人情報保護ポリシーに則り厳正に取り扱います。- キーワード
- 講習会、NINJALチュートリアル、現代日本語、日本語教育、語彙・意味、文法、文章・文体、対照研究
内容
NINJALチュートリアルとは、日本語学・言語学・日本語教育研究の諸分野における最新の研究成果や研究方法を若手研究者等に教授するプログラムです。
今回は、国立国語研究所で現在構築中の日本語学習者コーパス『日本語学習者縦断作文コーパス (W-CoLeJa) 』のうち、とくに台湾版のデータの概要と活用方法を説明した上で、具体的な研究事例をご紹介します。
プログラム
- 13:00~13:05
- ご挨拶
- 13:10~13:40
- W-CoLeJa台湾版の概要
- 13:50~14:30
- W-CoLeJa台湾版の活用
- 14:30~15:30
- 交流会
- 15:30~16:00
- 台湾人日本語学習者の作文作成過程における自己修正行為に関する研究
- 16:10~16:40
- 台湾人日本語学習者の作文作成過程における音声的側面の修正と工夫
- 16:40~17:00
- ディスカッション
講師
- 石黒 圭 国立国語研究所 教授
一橋大学国際教育センター・言語社会研究科教授を経て、2015年から現職。2015年より一橋大学大学院言語社会研究科連携教授。専門は読解研究・作文研究。
主な著書は『文脈情報を用いた文章理解過程の実証的研究 ―学習者の母語から捉えた日本語理解の姿―』 (編著、ひつじ書房、2020) 、『ビジネス文書の応用言語学的研究 ―クラウドソーシングを用いたビジネス日本語の多角的分析―』 (編著、ひつじ書房、2020) 、『文系研究者になる ―「研究する人生」を歩むためのガイドブック―』 (研究社、2021) 、『ていねいな「文章大全」―日本語の「伝わらない」を解決する108のヒント―』 (ダイヤモンド社、2023) など。 - 井伊 菜穂子 国立国語研究所 プロジェクト非常勤研究員
専門は文章論、接続詞研究。現在、『日本語学習者縦断作文コーパス (W-CoLeJa) 』の構築に取り組んでいる。共著として『どうすれば論文・レポートが書けるようになるか ―学習者から学ぶピア・レスポンス授業の科学』 (ココ出版、2020) 、『文脈情報を用いた文章理解過程の実証的研究 ―学習者の母語から捉えた日本語理解の姿―』 (ひつじ書房、2020) など。 - 陳 相州 東吳大學日本語文學系 副教授
専門は談話分析、実験音声学、コーパス言語学、心理言語学。最近の研究では、台湾人日本語学習者の作文能力と会話スキルの縦断的な分析、自動評価システムを利用した作文の研究などがある。主な業績として、『台湾日本語学習者の作文コーパス研究』 (瑞蘭出版、2023) 、『台湾人日本語学習者を対象とした日本語単語親密度の調査』 (致良出版社、2016) などがある。 - 陳 冠霖 東吳大學日本語文學系 助理教授
専門は日本語の音声・音韻および日本語の発音・談話教育。最近の研究では、アクセントの体系的教育を目的としたストラテジー、日本語オノマトペの音象徴などがある。主な業績として、『コーパスから見たフィラーの産出と運用』 (瑞蘭出版、2023) などがある。
問い合わせ先
国立国語研究所 管理部研究推進課
Tel. : 042-540-4489
E-mail : ninjal-events[at]ninjal.ac.jp
[at]を@に置き換えてください。