日本語言語科学特別講義 / 第156回NINJALコロキウム
「学習者コーパスから学ぶ日本語の第二言語習得研究」
「学習者コーパスから学ぶ日本語の第二言語習得研究 ―教育現場から研究を経て教育へ」の講義動画 をYouTubeで公開しています。
- 開催期日
- 2025年11月11日 (火) 15:10~16:40
- 開催場所
- 対面とオンラインのどちらでも参加できる、ハイブリッド形式で開催
- 国立国語研究所 (東京都立川市緑町10-2) 交通案内
- オンライン (Web会議サービスの「Zoom」を使用)
- 参加申し込み
受付は終了しました。お申し込みありがとうございました。
いただいた個人情報は、個人情報保護ポリシーに則り厳正に取り扱います。- 定員
- オンライン : 300名 (先着順)
対面 : 50名 (先着順) - 講師
- 迫田 久美子 (広島大学森戸国際高等教育学院 特命教授)
- 専門領域
- 日本語教育学・第二言語習得研究
- 主要業績
- 迫田久美子 (2019)「話すタスクと書くタスクに見る日本語のバリエーション―日本語学習者コーパスI-JASの分析に基づいて―」野田尚史・迫田久美子 (編著)『学習者コーパスと日本語教育研究』pp151-168, くろしお出版.
- 迫田久美子・古本裕美 (編著) (2019)『日本語教師のためのシャドーイング指導』くろしお出版.
- 迫田久美子 (2020)『日本語教育に生かす第二言語習得研究 改訂版』アルク.
- 迫田久美子・石川慎一郎・李ジェホ (編著) (2020)『日本語学習者コーパス I-JAS入門―研究・教育にどう使うかー』くろしお出版.
- 講演要旨
- 「私はマチよりオナカがいいです」「先生の名前、結婚した前は何という?」「日本と中国の餃子、味、ぜんぜん違うです」など、日本語学習者はさまざまな誤用を産出する。かつて、誤用の原因は母語の影響だと考えられていたが、学習者のコーパス研究が進むと母語の影響だけとは限らないことがわかってきた。
12言語の母語の日本語学習者を中心に1,000人のデータが収集されているI-JASという学習者コーパスの構築の背景や意義を述べる。さらに、学習者コーパスを用いて行った母語の影響や誤用の原因などの研究事例を紹介し、研究や教育におけるコーパスの重要性を考える。 - キーワード
- 講演会、オンライン開催、NINJALコロキウム、学習者コーパス、日本語習得、誤用の要因
日本語言語科学特別講義とは
総合研究大学院大学 日本語言語科学コース入学希望者をはじめ、言語学関連分野を専攻する学生の研究の基礎を固めるために、専門的な学びにつながる入門的な内容 (学部・修士レベル) をお話しいただきます。NINJALコロキウムとは
国内外の優れた研究者を講師にお招きし、日本語・言語学・日本語教育のさまざまな分野について最前線の研究成果をお話しいただく講演会です。一般に公開していますので、教員・大学院生を問わず、ご自由にご参加ください。(参加無料)
NINJALコロキウムの開催スケジュール : 不定期。原則として、1ヶ月1回。
事前の参加申し込みが必要ですので、ご注意ください。