第158回 NINJALコロキウム
「奈良田方言の韻律語におけるアクセント実現規則」
- 開催期日
- 2026年1月20日 (火) 15:10~17:10
- 開催場所
- 対面とオンラインのどちらでも参加できる、ハイブリッド形式で開催
- 国立国語研究所 多目的室 (東京都立川市緑町10-2) 交通案内
- オンライン (Web会議サービスの「Zoom」を使用)
- 参加申し込み
- 対面 (国立国語研究所 多目的室) で参加を希望される方は、2026年1月19日 (月) 15時までに、来所者専用事前登録フォームからお申し込みください。
オンライン (Web会議サービスの「Zoom」) で参加を希望される方は、オンライン参加者専用事前登録フォームにてお申し込みください。 来所者専用事前登録フォームからお申し込みいただいた方には、後日、担当からメールにて、所内に入るための手続きをご案内します。 オンライン参加者専用事前登録フォームにてお申し込みいただいた方には、お申し込み後ただちに、参加に必要な情報がメールで自動送信されます。 いずれの場合にもメールでのご連絡となりますので、メールアドレスにお間違いがないか、必ずご確認くださいますようお願い申し上げます。また、参加に必要な情報が記載されたメールが、お使いのメールソフトの機能により、自動的に迷惑メールフォルダに振り分けられてしまう場合がございますので、ご注意ください。 いただいた個人情報は、個人情報保護ポリシーに則り厳正に取り扱います。 - 講師
- 小西 いずみ (東京大学 准教授)
- 専門領域
- 日本語学、方言学
- 主要業績
- 小西いずみ・三樹陽介・吉田雅子 (2022) セリック・ケナンほか編「山梨県早川町奈良田」『日本の消滅危機言語・方言の文法記述』pp. 77-150, 国立国語研究所言語変異研究領域.
- 小西いずみ (2025) 「音声での物語における発話の引用 : 山梨県奈良田方言の昔話資料を用いて」『日本語の研究』21巻3号, pp. 112-128.
- Konishi, Izumi (2025) Toyama dialect. Nobuko Kibe, Tetsuo Nitta and Kan Sasaki (eds.) Handbook of Japanese Dialects. pp. 665-698, Berlin: De Gruyter Mouton.
- Konishi, Izumi (forthcoming) Narada. Yosuke Igarashi, Kenan Celik, Tatsuya Hirako and Hayato Aoi (eds.) Word-Prosodic Systems of Japonic Languages. Leiden: Brill.
- 講演主旨
- 山梨県奈良田方言は「上げ核」を単語アクセント上の弁別特徴とすることで知られてきた。本講演では、この方言の、名詞を語基とする韻律語 (名詞+接語で構成されるアクセント単位) におけるアクセント実現規則について議論する。奈良田方言には、(1) アクセントを持たない助詞 (主格ガ、限定ッキリ「だけ」等) とアクセントを持つ助詞 (限定シカー「しか」等) があり、(2) 助詞が連接するとその境界にアクセントが付与されるという規則がある。(1) (2) は東京方言などにもみられる通方言的な特徴だが、奈良田方言では、助詞のアクセントは、⸢ア⸣メシ⸢カ⸣ー、オ⸢ビ⸣シカー、カ⸢マ⸣キリシカー (飴は無核、帯・蟷螂は有核1型) のように語基名詞が無核の場合しか実現しないのに対し、助詞連接によるアクセントは、⸢ア⸣メッキリ⸢ガ、オ⸢ビ⸣ッキリ⸢ガ のように、語基名詞が有核の場合も実現する点で、(1) (2) からは必ずしも予測できない実現規則を持つ。さらに、名詞のアクセントと助詞連接のアクセントとの距離の制約、および、アクセント句頭の上昇と、名詞のアクセント、助詞・助詞連接のアクセントという3つの「山」の共起制約についても議論する。
- キーワード
- 講演会、オンライン開催、NINJALコロキウム、危機言語・方言、音声・音韻、対照研究、アクセント
NINJALコロキウムとは
国内外の優れた研究者を講師にお招きし、日本語・言語学・日本語教育のさまざまな分野について最前線の研究成果をお話しいただく講演会です。一般に公開していますので、教員・大学院生を問わず、ご自由にご参加ください。 (参加無料)
スケジュール : 不定期。原則として、1ヶ月1回。
事前の参加申し込みが必要ですので、ご注意ください。