第162回 NINJALコロキウム
「文化と論理-日本・アメリカ・フランス・イランの比較から-」

開催期日
2026年5月12日 (火) 15:10~17:10
開催場所
対面とオンラインのどちらでも参加できる、ハイブリッド形式で開催
  • 国立国語研究所 多目的室 (東京都立川市緑町10-2)  交通案内
  • オンライン (Web会議サービスの「Zoom」を使用)
参加申し込み

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講師
渡邉 雅子 (名古屋大学 名誉教授)
専門領域
知識社会学・比較教育・比較文化
主要業績
  1. 渡邉雅子, 2021, 『論理的思考の社会的構築―フランスの思考表現スタイルと言葉の教育』岩波書店.
  2. 渡邉雅子, 2023, 『論理的思考の文化的基盤―4つの思考表現スタイル』岩波書店.
  3. 渡邉雅子, 2024, 『論理的思考とは何か』岩波新書.
  4. 渡邉雅子, 2025, 『共感の論理―日本から始まる教育革命』岩波新書.
  5. 渡邉雅子, 2025, 『納得の構造―思考表現スタイルの日米比較』岩波現代文庫.
講演主旨

教育やビジネス、学術研究などでその重要性が指摘されている「論理的に書き、考え表現すること」。そして世界共通で不変だと考えられている「論理であること」。しかし<論理的>のあり方は文化によって大きく異なっている。

本講演では、言語の形式から導かれる論理学の論理、あるいは文法などの言語の内的論理とは異なる「文化によって規定される<論理>」「価値に紐づいた<論理>」を、日本、アメリカ、フランス、イランの学校作文の「型=構成」をもとにその構造を分かりやすく紐解いていく。たとえば西洋と一括りに論じられることが多いアメリカとフランスでは、学校で教えられる作文の型とその教育目的は大きく異なっている。経済効率と個人の目的達成を重視し「主張すること」を教育するアメリカの<論理>と、社会全体の福祉のために熟慮し合意形成できる「政治的な主体」を育成するフランスの<論理>の違いは作文構造に現れている。さらに講演では、文化の多様性の傘に逃げ込まず「経済 (アメリカ)」「政治 (フランス)」「法技術 (イラン)」「社会 (日本)」の4つの領域に固有の論理を抽出し、目的や場、相手によって論理を選択し使いこなす「多元的思考」をこれからの世界で生きるために必要不可欠な能力、そして新たな教養として提案する。

キーワード
講演会、オンライン開催、NINJALコロキウム、文章・文体、対照研究、文化と論理
NINJALコロキウムとは

国内外の優れた研究者を講師にお招きし、日本語・言語学・日本語教育のさまざまな分野について最前線の研究成果をお話しいただく講演会です。一般に公開していますので、教員・大学院生を問わず、ご自由にご参加ください。 (参加無料)

スケジュール : 不定期。原則として、1ヶ月1回。
事前の参加申し込みが必要ですので、ご注意ください。

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