著書紹介

最近の研究成果の出版物や,国語研究所の所員が執筆・編集した主な出版物をご紹介します。

太字 : 発行時の在籍者

小学生から身につけたい 一生役立つ語彙力の育て方

書影

石黒 圭柏野 和佳子 (著)

KADOKAWA (詳細ページ),2018年10月,ISBN 9784046021700

学習の根源,「語彙力」を育てれば,勉強が好きになる!
小学校からはじめたい語彙力を伸ばす方法をくわしく説明!
いろいろな言葉をしれば,想像力も広がり,表現できる世界も広がります。
その上,教科書も理解して読めるようになり,勉強でつまずかないようになります。
では,どのように語彙力を獲得するのがよいのでしょうか?
この本では具体的に,楽しい問題とくわしい解説を通して示します。
一生役立つ語彙力を,小学生から育て始めましょう!

シリーズ社会言語科学 2 社会言語科学の源流を追う

書影

横山 詔一,杉戸 清樹,佐藤 和之,米田 正人,前田 忠彦,阿部 貴人 (編)

ひつじ書房 (詳細ページ),2018年9月,ISBN 9784894769311

本書は2013年3月に統計数理研究所で開催されたシンポジウム『「ことば」と「考え方」の変化研究 : 社会言語学の源流を追って』にもとづいている。社会言語科学の新しい流れを形づくっている研究活動と,源流として今も流れ続けている調査研究をそれぞれ取り上げ,これから向かうべき方向を模索した。また,科学的データを収集する調査の実際やデータ解析の方法論についても分かりやすく解説した論文集である。

英語学を英語授業に活かす ―市河賞の精神 (こころ) を受け継いで―

書影

池内 正幸,窪薗 晴夫,小菅 和也 (編)

開拓社 (詳細ページ),2018年9月,ISBN 9784758922593

第50回目の授賞をもって2016年に終了した市河賞の精神 (こころ) を受け継ぐべく,英語学・言語学から中・高等学校の英語教育・英語授業に具体的にどのような貢献ができるかについて,これまでとは異なる新しい試みとして“一歩”踏み込んだ形での論考を収録した論集である。また,中・高等学校の現場の教員からの意見・評価も交えている。現代英語学・言語学と現場の英語教育の新しい視点からの“出会い”となれば幸いである。

豊かな語彙力を育てる ―「言葉の感度を高める教育」へのヒント

書影

石黒 圭 (著)

ココ出版 (詳細ページ),2018年6月,ISBN 9784866760049

筆者が,長年,留学生へ日本語を教える中で気づかされた,外国人 (日本語学習者) をとおして見える「豊かな日本語」の数々。本書は,「外国語」として日本語を見ることで「言葉の感度」を高め,さまざまな角度から言葉の「なぜ」に迫っていくものです。外国人への日本語教育だけでなく,国語教育の現場でも大いに役に立つ内容が盛りだくさんとなっています。

どうすれば協働学習がうまくいくか ―失敗から学ぶピア・リーディング授業の科学

書影

石黒 圭 (編著)
胡 方方,志賀 玲子,田中 啓行布施 悠子,楊 秀娥 (著)

ココ出版 (詳細ページ),2018年6月,ISBN 9784866760056

多くの教育現場で実施されているピア・ラーニング。しかし,この教育法は,他の教育法と同じように万能ではなく,実際にやってみるとなかなかうまくいかないことが多い。本書は,編著者が行った実際の授業を多角的に分析し,どのような点がうまくいったのか,そして,どのような点がうまくいかなかったのかを詳らかにする。ピア・ラーニングの有効性だけでなく,その短所をも明らかにすることで,よりよい授業を組み立てる指針を示す良書。

形式語研究の現在

書影

藤田 保幸,山崎 誠 (編)

和泉書院 (詳細ページ),2018年5月,ISBN 9784757608764

形式語 (転成形式) を対象とする,現代日本語文法・文法史・コーパス言語学・方言研究・対照研究などさまざまな立場からの最新の研究論文28編を収め,形式語研究の現在の水準を示した論文集である。2006年刊行の『複合辞研究の現在』,2013年刊行の『形式語研究論集』を承けて,その後の研究の成果を集約した。日本語文法研究の現在を知るうえで必読の書である。資料として「方言の形式語関係文献目録」を付す。