著書紹介

最近の研究成果の出版物や,国語研究所の所員が執筆・編集した主な出版物をご紹介します。

太字 : 発行時の在籍者

豊かな語彙力を育てる ―「言葉の感度を高める教育」へのヒント

書影

石黒 圭 (著)

ココ出版 (詳細ページ),2018年6月,ISBN 9784866760049

筆者が,長年,留学生へ日本語を教える中で気づかされた,外国人 (日本語学習者) をとおして見える「豊かな日本語」の数々。本書は,「外国語」として日本語を見ることで「言葉の感度」を高め,さまざまな角度から言葉の「なぜ」に迫っていくものです。外国人への日本語教育だけでなく,国語教育の現場でも大いに役に立つ内容が盛りだくさんとなっています。

どうすれば協働学習がうまくいくか ―失敗から学ぶピア・リーディング授業の科学

書影

石黒 圭 (編著)
胡 方方,志賀 玲子,田中 啓行布施 悠子,楊 秀娥 (著)

ココ出版 (詳細ページ),2018年6月,ISBN 9784866760056

多くの教育現場で実施されているピア・ラーニング。しかし,この教育法は,他の教育法と同じように万能ではなく,実際にやってみるとなかなかうまくいかないことが多い。本書は,編著者が行った実際の授業を多角的に分析し,どのような点がうまくいったのか,そして,どのような点がうまくいかなかったのかを詳らかにする。ピア・ラーニングの有効性だけでなく,その短所をも明らかにすることで,よりよい授業を組み立てる指針を示す良書。

形式語研究の現在

書影

藤田 保幸,山崎 誠 (編)

和泉書院 (詳細ページ),2018年5月,ISBN 9784757608764

形式語 (転成形式) を対象とする,現代日本語文法・文法史・コーパス言語学・方言研究・対照研究などさまざまな立場からの最新の研究論文28編を収め,形式語研究の現在の水準を示した論文集である。2006年刊行の『複合辞研究の現在』,2013年刊行の『形式語研究論集』を承けて,その後の研究の成果を集約した。日本語文法研究の現在を知るうえで必読の書である。資料として「方言の形式語関係文献目録」を付す。