日本語レキシコン-連濁事典の編纂
略称 | : | 連濁事典 |
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プロジェクトリーダー | : | Timothy J. Vance 国立国語研究所 理論・構造研究系 教授 |
実施期間 | : | 平成22年11月~平成28年3月 |
研究分野 | : | 言語学 |
キーワード | : | 連濁,音韻交替,日本語史 |
プロジェクトのHP | : | https://www2.ninjal.ac.jp/past-projects/rendaku/ |
概要
本プロジェクトの最終目的は,連濁に関連するあらゆる現象を可能な限り明らかにする事典を編纂することである。取り上げる課題は,(1) 連濁の由来と史的変化,(2) ライマンの法則,(3) 右枝条件,(4) 連濁と形態・意味構造,(5) 連濁と語彙層,(6) 他の音韻交替と連濁の相互作用,(7) アクセントと連濁の相互作用,(8) 連濁と表記法,(9) 連濁に関する心理言語学研究,(10) 方言の連濁,(11) 連濁研究史,等々。事典には,包括的な参考文献一覧も含める。
本共同研究は,定期的に開催する研究発表会と国際シンポジウムを中心に推進する。研究発表の内容をそのまま事典に取り入れるわけではなく,スタイルの統一性を保証するために,プロジェクトリーダーは各寄稿者と協力する。なるべく多くの言語学者に本プロジェクトの成果が利用できるように,日英対訳の形で出版する予定である。連濁研究に役立つ語彙のデーターベースも作成し,公開する。