国立国語研究所共同研究プロジェクト「定住外国人のよみかき研究」シンポジウム
「「識字」から「社会的実践としてのよみかき」へ ―中国・サハリン帰国者の事例から―」
- 開催期日
- 2023年3月12日 (日) 10:00~16:00
- 開催場所
- 早稲田大学 早稲田キャンパス 6号館 301教室
東京都新宿区西早稲田1丁目6 交通アクセス
- 主催
- 国立国語研究所 共同研究プロジェクト 「多様な言語資源に基づく日本語非母語話者の言語運用の応用的研究」
・サブプロジェクト「定住外国人のよみかき研究」 - 共催
- 国立国語研究所 共同研究プロジェクト 「多言語・多文化社会における言語問題に関する研究」
- 使用言語
- 日本語
- 参加申し込み
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- 定員
- 50名 (先着順、事前申込制)
- 参加費
- 無料
- 関連サイト
- キーワード
- 研究発表会・シンポジウム、現代日本語、日本語教育
概要
日本で働き、学び、子育てをしながら、長期的に生活を営む外国にルーツのある人たち (定住外国人) は、日本語学習の機会が少ないのにも関わらず、日常生活のさまざまな場面で日本語のよみかきが求められています。では、彼らはどのように対応しているのでしょうか。彼らの「字をよみかきする社会的実践」(literacy as a social practice) は、これまで日本語教育の研究対象としては注目されることは少なく、支援の取り組みも諸外国に比べ立ち遅れていることが指摘されています。本プロジェクトでは、彼らの生活のなかにあるよみかき実践に目を向け、彼らのよみかき実践に対する価値観、方略、問題意識、社会参加との関係についての理解を目指します。そして、従来の「識字」に内在する諸課題を明らかにし、よみかきに関する価値観の更新と新たなよみかき支援への提案を試みます。今回のシンポジウムでは、まず諸外国の研究動向をご紹介します。続いて、パネルディスカッションでは、生活者としての中国・サハリン帰国者の事例からよみかき実践について議論を深めます。
プログラム
- 9:30
- 受付開始
- 10:00~10:15
- 開会の辞・趣旨説明
- 福永 由佳 (国立国語研究所)
第1部 : 講演
- 10:20~12:00
- 「移民のよみかき戦略 : 英語圏における新識字研究の展開から」
- 角 知行 (天理大学)
第2部 : パネルディスカッション
「生活者としての中国・サハリン帰国者の事例からよみかき実践を考える」
- 13:15~13:25
- 趣旨説明
- 福永 由佳 (国立国語研究所)
-
- 13:30~13:50
- 「文字を媒介としたコミュニケーションの意義 ―中国帰国者のよみかき実践を事例として―」
- 池上 摩希子 (早稲田大学)
-
- 13:55~14:25
- 「団地とよみかき実践 : 中国帰国者3世代の語りから」
- 高 民定 (千葉大学)
-
- 14:30~14:50
- 「サハリン帰国者 ―世代によって異なる母語と「帰国」後の日本語学習」
- パイチャゼ・スヴェトラナ (北海道大学)
- 14:55~15:40
- ディスカッサント
- 村岡 英裕 (千葉大学)
- 16:00
- 終了 (閉室)
【ご注意ください】
- 発表タイトルは変更される可能性がありますので予めご了承下さい。
- 早稲田キャンパス6号館はエレベーターがありません。階段をご利用ください。
- 会場では、マスクの着用と手指消毒にご協力ください。
- ごみのお持ち帰りにご協力ください。
問い合わせ先
シンポジウム事務局
E-mail : yomikaki.ninjal[at]gmail.com [at]を@に置き換えてください。