第19回 NINJALフォーラム
「子どもたちが大人になったときにも、島のことばが聞こえる世界を残すために」

- 開催期日
- 2025年3月16日 (日) 13:00~17:00
- 開催場所
- 国立国語研究所 (東京都立川市緑町10-2) 交通案内
- 一部オンライン配信 (Web会議サービスの「Zoom」を使用)
- 申込み方法・定員
- 会場参加・オンライン視聴ともに、事前申込が必要です。
参加費無料、定員300名 (先着順)
こちらの参加申込みフォームからお申込みください。
申込みフォームとしてMicrosoft Formsを使用しています。 いただいた個人情報は、個人情報保護ポリシーに則り厳正に取り扱います。 申込後、受付確認メールを送信します。2日以内に受付確認メールが届かない場合は、受付が完了していない可能性がありますので、下記問い合わせ先までお問い合わせ願います。 当日の写真や動画を撮影し公開することがありますので、予めご了承ください。 - 主催
- 国立国語研究所
- キーワード
- 講演会、展示、一般向け、こども向け、オンライン開催、NINJALフォーラム、危機言語・方言
開催趣旨
「いま何もしなければ」なくなってしまう言語を「残す」とはどういうことで、そのためにはどうすればいいのでしょうか。ほぼすべての日本語と琉球語の方言がそのような「消滅危機言語」と考えられます。このフォーラムでふだん聞くことのない地域のことばに触れ、ことばの多様性を一緒に楽しみましょう。
各地で危機言語の記録と継承に取り組む研究者が、方言の絵本や紙芝居をつくったお話と、みなさんと直接お話しするためのブースを準備してお待ちしています。ミニワークショップや方言オノマトペ展、方言絵本の図書館・読書スペースなども用意して、大人も子どもも一緒に楽しめるフォーラムにしたいと思っています。ぜひ私たちに会いに来てください!


山田 真寛
(国立国語研究所)
「言語復興の港」プロジェクトでたくさんの絵本をつくったりしてきました。
地域 : 沖永良部島

岩﨑 典子
(南山大学)
バイリンガルの絵本やカルタで大学生と一緒に沖永良部語を学び、危機言語の学習・習得のための研究をしています。
地域 : 沖永良部島

高 智子
(国際交流基金)
ふだんは日本語を教えていますが、沖永良部島の人たちとバイリンガルのラインスタンプをつくったりして、危機言語の習得のための研究をしています。
地域 : 沖永良部島

横山 晶子
(国立国語研究所)
沖永良部語習得のためのマスター・アプレンティス・プログラムを進めています。フォーラムのために方言オノマトペの世界展を企画しました。
地域 : 沖永良部島


安元 悠子
(琉球大学)
話者のみなさんがことばを保つことに励む沖縄島各地の地域活動に参加しながら、言語継承のあり方を研究しています。
地域 : 沖縄島

藤田ラウンド 幸世
(大東文化大学)
昔話やことわざを多言語の絵本やカルタで伝えています。(宮古島の他に) 多良間島、小浜島、与那国島に行ったり映像制作ワークショップをしたりもしています。
地域 : 宮古島、多良間島、小浜島、与那国島

下地 賀代子
(沖縄国際大学)
多良間島の昔話絵本を2冊つくり、『ブナジェーウガンの物語』の紙芝居をつくっています。
地域 : 多良間島

半嶺 まどか
(デンバー大学 / 名桜大学)
小浜島の昔話絵本『神さまとムッカラの鳥』をつくりました。
地域 : 石垣島、小浜島、沖縄島

山本 史
(京都工芸繊維大学)
絵描き。ことばを残し伝えるためのビジュアルデザインについて研究しています。5つの島の昔話絵本をつくりました。工作ワークショップをします。
地域 : 沖永良部島、多良間島、竹富島、小浜島、与那国島

谷口 ジョイ
(静岡理工科大学)
静岡市北部・井川の民話『てしゃまんく』の紙芝居をつくりました。
地域 : 静岡県井川地区
プログラム
トーク「方言の絵本と紙芝居をつくる話」
- 13:00~13:05
- 所長あいさつ
- 前川 喜久雄 (国立国語研究 所長)
- 13:05~13:20
- 「「いま何もしなければ」なくなってしまうことばを残すために」
- 山田 真寛 (国立国語研究所 准教授)
- 13:20~13:40
- 「小浜島の昔話『神さまとムッカラの鳥』の絵本をつくりました」
- 半嶺 まどか (デンバー大学助教 / 名桜大学客員研究員)
- 13:40~14:00
- 「ことばと文化を残し伝えるための絵本のデザイン」
- 山本 史 (京都工芸繊維大学 准教授)
- 14:00~14:20
- 「昔話やことわざを多言語で伝えています」
- 藤田ラウンド 幸世 (大東文化大学 特任准教授)
- 14:20~14:40
- 「多良間島の昔話『ブナジェーウガンの物語』の紙芝居をつくっています」
- 下地 賀代子 (沖縄国際大学 教授)
- 14:40~15:00
- 「静岡県北部・井川の民話『てしゃまんく』の紙芝居をつくりました」
- 谷口 ジョイ (静岡理工科大学 教授)
ブース出展
- 15:00~17:00
- 「研究者の出し物を見ながらお話ししましょう」
展示 (常時開催)
- 1. 方言オノマトペの世界展
- 2. 方言絵本の図書館と読書スペース
- 3. 方言動画視聴コーナー
ステージ・パフォーマンス
- 15:00~17:00 (詳細な時間や内容は当日ご案内)
- 島ことばの紙芝居やパフォーマンスが予定されています。

本フォーラムの内容は以下の事業による助成を受けたものです。
- 国立国語研究所共同研究プロジェクト「消滅危機言語の保存研究」
- 人間文化研究機構共創促進事業「開かれた人間文化研究を目指した社会共創コミュニケーションの構築」
- JSPS科研費 JP24H00092, JP23K25334, JP22K13151, JP23K00493, JP24K00065, JP24K00069
問い合わせ先
国立国語研究所 研究推進課
Tel. : 0570-08-8595 (ナビダイヤル・平日9:30~17:00)
E-mail : forum[at]ninjal.ac.jp
[at]を@に置き換えてください。