第302回 NINJALサロン
「新たな言語生活の実態把握のための研究手法の探索」第4回研究会
- 開催期日
- 2026年7月7日 (火) 15:10~16:40
- 開催場所
- 対面とオンラインのどちらでも参加できる、ハイブリッド形式で開催
- 国立国語研究所 多目的室 (東京都立川市緑町10-2) 交通案内
- オンライン (Web会議サービスの「Zoom」を使用)
開催後1週間に限り、録画配信を行います。
- 参加申し込み
- 参加を希望される所外の方は、7月6日 (月) までに、事前登録フォームにてお申し込みください。 ZoomのURLは、開催当日までにご案内予定です。 いただいた個人情報は、個人情報保護ポリシーに則り厳正に取り扱います。
- 発表タイトル
- 「多言語性認識のあり方 ―庄司博史論のために」
- 発表者
- 安田 敏朗 (一橋大学言語社会研究科 教授)
- 専門領域
- 近代日本言語史
- 主要業績
- 安田敏朗 (2025)『ローマ字運動がかがやいていた時代-弁護士・森馥の言語運動』三元社
- 安田敏朗 (2024)「「方言」は「復権」したのか―『〈国語〉と〈方言〉のあいだ』から二五年後に考える」『言語社会』 18、5-23
- 安田敏朗 (2021)『「てにはドイツ語」という問題―近代日本の医学とことばー』三元社
- 安田敏朗 (2020)「「多言語社会」の語り方」福永由佳編・庄司博史監修『顕在化する多言語社会日本 ―多言語状況の的確な把握と理解のために』三元社, 58-80
- 安田敏朗 (2016)『漢字廃止の思想史』平凡社
- 講演主旨
- 言語の定義にもよるが、多言語性のない社会は存在しない。しかし、「この国の中で暮らしている限りは他言語のことはあまり気にしなくてもいいのです」と国立国語研究所第4代所長の野元菊雄は1995年に述べていた。本報告では、近代日本における多言語性認識の諸相をとりあげる。まずは、野元のようなとらえ方が特別ではないことを、敗戦をまたいで活動した言語学者の主張から指摘し、それが1990年代以降の多言語性認識においても基本的に温存されていることを述べる。そうしたなかで、「単一言語国家日本」という認識をゆるがすものとして多言語性をとらえようと研究を展開した言語学者・庄司博史の所説を追う。
- 「新たな言語生活の実態把握のための研究手法の探索」研究会趣旨
- 日本社会では、外国人住民の増加や日本語の多様化によって、日常の言語使用が大きく変化しています。しかし、全国的な言語使用の実態を示す公式データは不足しており、言語政策や研究の基盤整備が課題となっています。
本研究会は、国立国語研究所の言語生活調査の知見を活かし、全国調査とフィールド調査を組み合わせた新しい研究手法を検討する場です。統計学や社会学、文化人類学など多分野の専門家を招き、議論とネットワーク構築を通じて、学際的な言語生活研究の基盤づくりを目指します。 - キーワード
- 研究発表会・シンポジウム、オンライン開催、NINJALサロン
NINJALサロンとは
研究所内の研究者相互の交流を深めることを目的とした気楽な雰囲気の研究発表会です。
外部からの聴講も歓迎します。(参加無料)
スケジュール : 原則として、毎週火曜日の15:10から16:10まで。(発表と質疑応答を含む。)