2026年度 NINJAL国際シンポジウム
「学習者コーパスの熱い夏
―言葉・文化・成長から見える日本語学習者の文章世界―」

- 開催期日
- 2026年7月31日 (金) ~8月2日 (日)
- 開催場所
- 国立国語研究所 (東京都立川市緑町10-2) 交通案内
- 主催
- 共催
- 科研費基盤研究 (A) 26H01900「話し言葉と書き言葉の連動を生かした日本語学習者総合縦断コーパスの開発」
- 参加申し込み
- 参加を希望される方は、6月29日 (月) までに、参加申込フォーム
よりお申し込みください。
参加可否および参加登録日程は、7月3日 (金) までにメールでご連絡いたします。 いただいた個人情報は、個人情報保護ポリシーに則り厳正に取り扱います。
- 参加費
- 無料
- 定員
- 各日定員150名 (先着順)
- お問い合わせ
- writing[at]ninjal.ac.jp ( [at] を@に変えてください。)
- 関連サイト
- 「多様な言語資源に基づく日本語非母語話者の言語運用の応用的研究」
- キーワード
- 研究発表会・シンポジウム、一般向け、日本語教育、第二言語習得研究、作文教育、コーパス研究
概要
日本語学習者コーパスは、学習者がどのように日本語を使い、どのように成長し、どのように高度な表現力を獲得していくのかを実証的に明らかにするための重要な研究基盤です。近年、学習者コーパスの整備と公開が進み、語彙・文法・表記・文章構成・作文評価・執筆過程など、多様な観点から学習者の言語運用を捉える研究が広がっています。
本シンポジウムでは、まず学習者コーパスの開発の歩みを振り返り、その研究史的意義を共有します。そのうえで、国内外の研究者による研究発表をつうじて、現在進行中の学習者コーパス研究の最前線を展望します。さらに、2日目、3日目の午後に開催するテーマセッションでは、学習者作文に現れる母語・母文化の影響と、学習者が初級から上級へと進むなかで獲得していく文章執筆能力の発達に焦点を当てます。
最後に、研究者による分析と、作家による創作経験を接続することで、「学習者はどのような過程を経て日本語の文章を書けるようになるのか」という問いを、コーパス研究、日本語教育、文章表現、創作の交差点から考えます。
プログラム (予定)
- 1日目 ∣ 2026年7月31日 (金) 第一幕「コーパスに見る学習者の言葉の競演」
- 2日目 ∣ 2026年8月1日 (土) 第二幕「コーパスに見る学習者の文化の諸相」
- 3日目 ∣ 2026年8月2日 (日) 第三幕「コーパスに見る学習者の成長の軌跡」
1日目 ∣ 2026年7月31日 (金) 第一幕「コーパスに見る学習者の言葉の競演」
- 10:00~10:10
- 第一幕「コーパスに見る学習者の言葉の競演」趣旨説明
- 石黒 圭 (国立国語研究所)
- 10:10~11:00
- 講演1「KYコーパスの構築と活用」
- 山内 博之 (実践女子大学)
- 11:10~12:00
- 講演2「日本語学習者会話データベースの構築と活用」
- 野山 広 (国立国語研究所)
- 12:00~13:20 昼休憩
- 13:20~13:30
- 所長挨拶
- 前川 喜久雄 (国立国語研究所)
- 13:30~14:20
- 講演3「LARP at SCUコーパスの構築と活用」
- 陳 淑娟 (東呉大学)
- 14:30~15:20
- 講演4「日本語学習者縦断作文コーパス : W-CoLeJaの構築と活用」
- 石黒 圭 (国立国語研究所)
- 15:30~16:20
- 講演5「日本語話題別コーパス : J-TOCCの構築と活用」
- 中俣 尚己 (大阪大学)
- 16:20~16:40 休憩
- 16:40~18:00
- 特別講演1「学習者コーパス開発の歴史 ― C-JAS, I-JAS, B-JAS ―」
- 迫田 久美子 (広島大学)
2日目 ∣ 2026年8月1日 (土) 第二幕「コーパスに見る学習者の文化の諸相」
- 10:00~12:00
- ポスターセッション「学習者の母語・母文化を考える」
-
- 砂川 有里子 (筑波大学名誉教授)
- 加藤 恵梨 (愛知教育大学)
- Yasmeen Zakaria (カイロ大学)
- Lai Thanh Hoa (一橋大学)
- 前川 孝子 (日本大学)
- 呉 楚琦 (国立国語研究所)
- 董 芸 (深圳大学)
- 中村 有里 (一橋大学)・江澤 実紀 (東京外国語大学)・石黒 圭 (国立国語研究所)
- 湯浅 千映子 (大阪観光大学)
- 12:00~13:20 昼休憩
- 13:20~13:30
- 第二幕「コーパスに見る学習者の文化の諸相」趣旨説明
- 石黒 圭 (国立国語研究所)
- 13:30~14:10
- 講演6「フランス語話者の日本語作文に見る文章構成とレトリック」
- Jean Bazantay (フランス国立東洋言語文化学院)
- 14:10~14:50
- 講演7「ベトナム語話者の日本語作文に見る表現と母語の影響」
- Nguyen Thi Huong Tra (フエ大学外国語大学)
- 14:50~15:30
- 講演8「中国語話者の日本語作文に見る論理展開と語彙選択」
- 劉 澤軍 (天津外国語大学)
- 15:30~16:00 休憩
- 16:00~16:40
- ディスカッション「コーパスに見る学習者の文化の諸相」
- 16:40~18:00
- 特別講演2「学習者の作文から見える文化的背景 ―文章表現・教育・文化の接点―」
- 渡邉 雅子 (名古屋大学 名誉教授)
3日目 ∣ 2026年8月2日 (日) 第三幕「コーパスに見る学習者の成長の軌跡」
- 10:00~12:00
- ポスターセッション「学習者の成長を考える」
-
- 岩崎 拓也 (筑波大学)
- 呉 丹 (東京都立大学)
- Le Thi Thu Ha (筑波大学)
- 井原 彩樺 (同志社大学)・中村 有里 (一橋大学)・江澤 実紀 (東京外国語大学)
- 井伊 菜穂子 (琉球大学)
- 山口 昌也 (国立国語研究所)
- 鈴木 太一郎 (一橋大学)・李 琦 (一橋大学)・吉 甜 (筑波大学)
- Niramol Rawinan (東京都立大学)
- 12:00~13:20 昼休憩
- 13:20~13:30
- 第三幕「コーパスに見る学習者の成長の軌跡」趣旨説明
- 石黒 圭 (国立国語研究所)
- 13:30~14:10
- 講演9「学習者は日本語の文法力をどのように獲得するのか」
- 前田 直子 (学習院大学)
- 14:10~14:50
- 講演10「タイ語話者は日本語の書き言葉をどのように身につけるのか」
- Chittararak Chanika (タマサート大学)
- 14:50~15:30
- 講演11「韓国語話者は日本語の文章能力をどのように高めるのか」
- 金 東奎 (韓国外国語大学校)
- 15:30~16:00 休憩
- 16:00~16:40
- ディスカッション「コーパスに見る学習者の成長の軌跡」
- 16:40~18:00
- 特別講演3「文学創作の日本語力はいかにして獲得しうるのか ―第二言語で書く経験から―」
- 李 琴峰 (芥川賞受賞作家)