研究集会「自言語による古典語文献の読解」
- 開催期日
- 2026年11月1日 (日) 9:30~18:00
- 開催場所
- 国立国語研究所 多目的室 (東京都立川市緑町10-2) 交通案内
- 主催
- 人間文化研究機構 広領域連携型基幹研究
「異分野融合による総合書物学の拡張的研究」
国語研ユニット「古辞書類に基づく語彙資源の拡張と語彙・表記の史的変遷」 - 科研費 基盤研究 (C) 24K03918「敦煌本論語集解の本文と加点の質的解明に関する研究」
- 科研費 基盤研究 (C) 24K03860「A Comparative Study of the Influence of Glossing on the Historical Development of Japanese and the Languages of Europe」
- 訓点語学会
- 人間文化研究機構 広領域連携型基幹研究
- 参加費
- 無料
- 参加申し込み
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- キーワード
- 研究発表会・シンポジウム、古典語文献、自言語による読解、訓点・訓読、グロッシング、国際比較
開催趣旨
漢文やラテン語など、広い地域で共有されてきた古典語文献は、それぞれの地域において、自らの言語を介してさまざまな方法で読解されてきた。日本では、漢文を日本語で読む訓点・訓読の研究が長い蓄積をもつが、1960年代以降、中国語、朝鮮語、ベトナム語など、漢字文化圏諸言語による漢文読解と加点資料についても研究が進められてきた。さらに近年では、ヨーロッパにも類似する現象が存在することが注目され、古典語文献をそれぞれの地域の言語によってどのように読解してきたのかという問題が、地域や言語を越えた研究課題として認識されるようになっている。海外では国際研究集会が開催され、Network for the Study of Glossing のような国際研究ネットワークも形成されている。日本でも、韓国の口訣研究との学術交流をはじめ、漢字文化圏内外の研究者による国際的な研究活動が進められてきた。一方、これまでの研究交流は日本語と特定の一言語との比較を中心とするものが多く、地域・言語を横断して古典語文献の読解を捉える試みは、なお十分とはいえない。
そこで本研究集会では、「自言語による古典語文献の読解」に関心をもつ研究者が集まり、漢文やラテン語など、それぞれの地域に広く普及した古典語文献が、各地域の言語によってどのように読解されてきたのかを比較する。それぞれの読解方法の共通点と相違点を検討し、地域や言語を越えた共通性・普遍性を探るとともに、日本の訓点・訓読研究を含む各地域の研究を結びつけ、より広範な国際的共同研究へと展開するための出発点としたい。
プログラム
- 9:30~9:40
- 趣旨説明
- 小助川 貞次 (富山大学)
- 9:40~10:40
- 「日本の訓点資料とのその加点方法」
- 朴 賢 (京都大学)
- 10:40~11:40
- 「구결은 무엇을 기록하는가: 한국의 구결 체계에서 비교 글로싱으로
〔口訣は何を記すか―韓国の口訣体系から比較グロッシングへ〕」 - 許 仁寧 (韓国・仁荷大学)
- 11:40~13:00 休憩
- 13:00~14:00
- 「Đồ, Di, Câu, Cải (塗遺勾改): Sơ khảo một quy chuẩn hiệu chỉnh văn tự trong văn bản Hán Nôm Việt Nam
〔塗・遺・勾・改 : ベトナム漢喃文献における文字校訂規範に関する一考察〕」 - Nguyen Tuan Cuong (ベトナム国家大学ハノイ人文社会科学大学)
- 14:00~15:00
- 「漢字文化圏における敦煌本漢籍の加点の意義」
- 小助川 貞次
- 15:00~15:30 休憩
- 15:30~16:30
- 「Latin glossing and the emergence of vernacular languages in Western Europe
〔ラテン語文献への加点 (注釈) と西欧における自言語の台頭〕」 - Franck Cinato (HTL, CNRS, パリ・シテ大学)
- 16:30~17:50
- ラウンドテーブル
- 司会・総括 : ジスク マシュー (東北大学)
- 17:50~18:00
- 閉会挨拶
- 高田 智和 (国立国語研究所)