椎葉村フィールドワーク

プロジェクトの概要

国立国語研究所「日本の消滅危機言語・方言の記録とドキュメンテーションの作成」プロジェクトと人間文化研究機構広領域連携型プロジェクト「方言の記録と継承による地域文化の再構築」では,椎葉民俗芸能博物館研究事業「椎葉村方言調査と『椎葉村方言語彙集』の作成」と共同で宮崎県椎葉村でフィールドワークを行っています。

椎葉村は九州山地の中央に位置し,独自の伝統文化を発達させてきました。方言も大きな特徴のひとつですが,伝統的な方言は急速に失われつつあります。しかし,これまで椎葉村の方言の詳細な調査は行われていませんでした。そこで,椎葉民俗芸能博物館の研究事業と,国立国語研究所のプロジェクトとが共同で,村内各地区の基礎的な単語を収録する事業を行っています。

椎葉村の様子

フィールドワーク

2016年9月4日から8日までフィールドワークを行いました。今年度は中塔 (なかとう),栂尾 (つがお),松尾の3つの地域にお邪魔し,植物の名前や代名詞の体系など,椎葉の方言を教えていただきました。

話者の方から話を伺うローレンス研究員と金田研究員
椎葉村教育長の甲斐眞后氏と木部暢子プロジェクトリーダー

調査員

  • 木部 暢子 (国立国語研究所)
  • 山本 友美 (椎葉民俗芸能博物館学芸員)
  • 田窪 行則 (京都大学)
  • 金田 章宏 (千葉大学)
  • ウェイン・ローレンス (オークランド大学)
  • 松田 美香 (別府大学)
  • 久保薗 愛 (愛知県立大学)
  • 原田 走一郎 (国立国語研究所)
  • 坂井 美日 (国立国語研究所)
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