白峰フィールドワーク

フィールドワークの概要

国立国語研究所「日本の消滅危機言語・方言の記録とドキュメンテーションの作成」プロジェクトと人間文化研究機構広領域連携型プロジェクト「方言の記録と継承による地域文化の再構築」では,2017年1月20日から23日に石川県白山市白峰において方言調査を行いました。2日間で合計12名の白峰の方から方言を伺いました。

白峰の位置

国立国語研究所では,2010年より消滅の危機に瀕した言語・方言の調査を行っていますが,今回は北陸地方では初めて,また,豪雪地帯でも初めての調査でした。基礎語彙,動詞活用,アクセントなどに加え,白峰ならではの語彙の調査なども行いました。“ツララ”は「がまだれ」,“ (魚や兎などを) さばく”は「りょーる」など,たくさん白峰の方言を教わりました。

白峰から望む白山
話者の方から話を伺う當山研究員

調査員

  • 木部 暢子 (国立国語研究所)
  • 原田 走一郎 (国立国語研究所)
  • 佐藤 久美子 (国立国語研究所)
  • 乙武 香里 (国立国語研究所)
  • 上野 善道 (東京大学 名誉教授)
  • 大槻 知世 (東京大学博士後期課程)
  • 小西 いずみ (広島大学)
  • 佐々木 冠 (札幌学院大学)
  • 當山 奈那 (沖縄国際大学 / 日本学術振興会)
  • 中澤 光平 (与那国町教育委員会)
  • 新田 哲夫 (金沢大学)
  • 松倉 昂平 (東京大学博士後期課程)
  • 山田 真寛 (国立国語研究所)
投稿をシェアする
note