パラ言語情報および非言語情報の研究における基本概念の体系化
略称 | : | パラ言語・非言語情報の基本概念 |
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プロジェクトリーダー | : | 森 大毅 宇都宮大学大学院 工学研究科 准教授 |
実施期間 | : | 平成22年11月~平成25年10月 |
研究分野 | : | 言語学,知能情報処理 |
キーワード | : | 音声コミュニケーション,コーパス |
概要
発話の意図・態度,話者の感情状態,話者の個人性など,パラ言語情報・非言語情報のアノテーションに関連した研究は国内外で盛んに行われるようになったが,これまでは研究者間で共通の基本概念が確立されていなかったため,用語も問題設定も独自のものとなる傾向があった。
本研究は,パラ言語情報および非言語情報に関与する基本概念として,(1) 何が含まれ,(2) それらの本質は何か,を整理し体系化することを目的とする。これにより,音声コーパスの設計者・作成者・利用者の間で,アノテーションに対する認識を誤解なく共有できるようになる。
この目的を達成するため,音声学・語用論・談話と対話・知能情報学・心理学・行動科学などの分野におけるパラ言語・非言語情報研究に関連する網羅的な文献調査を行い,用語およびそれが指す概念をスキーマ化する。